チリの風  その819  2019年1月21日―27日

今週もサンティアゴは連日高温が続き、土曜日は38度、一部の地区で最高40度まで上りました。これは厳しいですね。
その土曜日にサッカー教室。いつもより少ない練習量でしたが、それは私が力を抜いたとのでは無く、高温での熱中症を防ぐため。それでも練習試合までたのしくプレー。
翌日、日曜日のマラソン練習は3名で実施。私は10キロを60分10秒で走りました。惜しい。もう少しで50分台でした。
今週はそのほかにドキドキすることが起きて幸せでした。
去年は停滞の年でしたが、今年は進歩の年になりそうです。どうかな?

(スポーツ)

ダカ−ルラリー
ラリーの結果ですが、SSのランクでロペスが見事優勝、モレノは5位に終りました。このレースでチリは毎年のように上位入賞者を出しています。                                        
    2)20歳位下の南米サッカー大会
チリで20歳位下の南米サッカーが開会になりました。チリの大会の1回戦はボリビア。1対1のまま引きわけ。 2戦目はベネスエラ。なんと1対2でまさかの負け。見通しが苦しいですね


  以上

(一般)

地震
土曜日の夜に地震が発生。少し北部の4州コキンボでM6.7。死者が2名。建物の被害もでています。スーパ−マ−ケットでワインの瓶がこわれワインの海になっていました。この地区を4年前に襲った地震のようにツナミは無し。
サンティアゴでもかなりの揺れでした。チリは地震国ですからね。大地震は何時でも起こるでしょうね。
  2)マプチェ問題
    もちろん、継続です。大きなニュースは二つあって、先ず、先年、警察官に殺された青年はその事件の直前に起きた先生の車盗びの犯人ではなかったかと言う件。これは被害者の一人が彼の写真を見て、彼が犯人とコメントしています。もう一つは アラウカニア州で大きな森林を所有する企業、個人としてではなく、企業がマプチェが自分たちの地所と主張する地区について話し会う用意があるとしました。もちろん、彼らに寄付するのか、通常より高くせず売るのか、作戦は知りませんが、話しあいが開始するのは事実の様です。新らしい風ですね。
カトリック
チリの大司教・司教5名がバチカンを訪問し法王と面説。まるで旧友に会う喜びと言う雰囲気を見せていました。
なにが問題なのか、それをどうすれば良いのか明白な道は全く見えていません。なんのために集合したのと言われそう。
チリで知名度の高い神父が同じ罪で調べられています。もうどこまで行くか分かりません。
3)日本庭園  
   先週オープンした日本庭園で問題が発生。入園者が暑いと言って水路に入ったり、施設に傷をつけたりしています。係員がオープンしなければ良かったとコメントしました。
   サンティアゴの新市街、サンハッタンを歩いていると、ここは欧米の先進国と全く遜色しないと思います。ところがこの日本庭園の例のように、物を大事にする、公共の施設を保護するなどの点で、大きな差を付けられています。文化でしょうか。悲しい事実です。  
4)Kポップ
 私は全く知識がありませんが、チリでもKポップは人気があり、今週、幾つかのグループが来チして国立競技場で大演奏会。2万人の大観衆が熱狂しました。
5)地下鉄3号線
    操業開始が遅れていましたが、22日の火曜日にオープンするとか。 

6)犬にかまれる
  サンティアゴで犬にかまれる事故が去年14259件も起きました。それはその前年より23%アップです。
  14259件の内4291のケースはオーナーのいる犬、残りは野犬でした。私も犬に噛みつかれた、その被害者の一人でした。

 (経済)

チリ株式市場の動き、
16日連続で上昇し合計8.9%のアップです。12月24日の5030ポイントが1月 18日には5479ポイントまで上昇。世界的にこの動きが見られ、今年に入ってから、ほとんどの市場で上昇。ブラジル9.3%、アメリカ6.5%、メキシコ6.3%。英国3.6%、日本3.2%とか。
銅価格と為替
銅価格は2.7ドルと先週とほとんど同じ、為替は670ペソと少しペソ高になりました。

(政治)

  1)ピニェラ動向
今週は北部諸州を訪問。まずペルーとの国境14州のアリカ、次いで2州のアントフアガスタ、3州のコピアポ、4州のコキンボ。どうしてか1州のイキケは抜けています。

  2)移民法
    ピニェラが主張する政府方針が下院を通過し上院に。野党の一部が政府 方針を受けいれたからです。政府に野党のラディカル党、キリスト教民 主党の一部議員が同意したわけです。これを受け新左翼は従来の「新多数」をどうするか、残るか離れるかの検討をはじめました。キ民党は与党とのコンタクトを強めています。
   3)大統領選挙 
    なんと大統領職を2期連続で継続できるようにシステムを変更するアイデアが出ました。最近はバチェレットとピニェラが巡に大統領になっていますが、それを辞めアメリカのように2選を認められるようにすると言うことです。大統領になれる候補者がいないと言う証拠ですね。
4)漁業法 
   大手漁業企業に有利な条件が過ぎるとしてイカ戦争と呼ぶ闘争が起きています。零細漁業者が今の法律では自分たちは生きていけないと抗議し道路封さし大混雑が発生。そのため交通事故が起き,死傷者もでています。                                  
   イカは日本・中国などのアジアの国が消費の中心ですが、チリからの輸出も重要です。2017年は15万トンの水あげでした。
5)教育問題                                                         
  同じような問題が継続ですが、公立学校の生徒選出方法がもめています。テストで上位から選定する、抽選で選ぶ、それをミックスした方式で生徒を選出するなどです。                 
  新聞報道でOECD加盟は国の中で学校が入試・成績で生徒を選出する方法が最も多いのは日本で92%、逆に少ないのはスペインで5%、チリは17%でした。たしかに日本では高校入試は日常ですね。中高と続けて同じ所で勉強すると言うシステムも少しあるでしょうが。

チリの風  その818  2019年1月14日―20日

先週と違なり今週のサンティアゴは気温が上がりました。金曜日など34度まで、これは厳しい。高温の時に、戸外で働いたり、スポーツをするのはきついですね。
土曜日にトレッキング。先週の予想の通り7時間歩いて アポキンドの滝へ。滝の水をあびながら昼食を取りましたが、肌寒く感じました。
翌日、日曜日のマラソン練習は3名で楽しく走りました。(嘘や。私は前日の疲労で調子がでず、走ったり歩いたり)もっともつかれていても、そうして後ろから追いつこうとする気持ちが大事なのですね。

(スポーツ)

1) ダカ−ルラリー
この週末までの結果ですが、オートバイでキンタニジャが総合3位、SSのランクでモレノは2位につけています。
2) プコンのアイロンマンレース
日曜日にレースが行なわれ、女性はチリのバルバラ・リベラが5連勝。テレビの放映で、ゴールに向って走る彼女を見ていましたが、ほとんど疲れを見せずに走行するのに驚きました。ハ−フマラソンを走るだけでもきついのに、水泳・自転車が加わるのですからね。  さすがプロです。


以上